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2011年08月31日

2011ものがたり体験キャンプ・・・報告

8/7~8/9大分ものがたり文化の会主催の「ものがたり体験キャンプ」が開催されました。
今年は国東半島の突端の「香々地青少年の家」がその舞台です。
例年夏は涼しい山の施設で行うことが多いのですが、今回は活動部屋が確保できないという理由で、急遽海岸にあるこの施設で行うことにしたのですが・・・・・、今年の夏はことのほか暑く、その上冷房が効く部屋が1つしかないということで、子どもたちへの熱中症対策に<本部>としては神経を使いました。


☆小まめに水分補給をすることを徹底する。(ポカリスエットなど)
☆本部にクーラーボックスを置き氷を切らさないようにする。(保健室対策)
☆冷房の無い部屋を使うグループのために自宅から扇風機を持って行く。
☆蒸し風呂のようになる宿泊室の夜中の見回りを何度も行う

こうした<本部>の配慮が功を奏したのか、病人(保健室で休んでいった子は数名)も怪我人も出ませんでした。毎年のキャンプで、このことが一番気がかりですから、キャンプは半分以上成功したといってよいでしょう!

さて、今回は参加者総勢45名。そのうちキャンパー38名でテーマ「よだかの星」に取り組みました。
その中の10名は全くの新人で、初めて表現活動をする小学生たちでした。
コウイチ君とケイジ君の二人のコーディネーターはこれら小学生たちをどうしたら物語りの中に引き込むことができるか苦労していたようです。



また、今年はファミリーキャップとして頼りになるはずの高校生の参加が全く無く、キャップを中学生と社会人に託しましたから、このことも心配でした。
しかし結果的には中学生のファミリーキャップのやる気、明るさで、よい雰囲気のファミリーが作られ、楽しい表現活動ができました。

「大分ものがたり文化の会」ではこれまでに聴覚をよりよく理解し、表現するするために“音を体で表現しようをテーマに夏と春の合宿で試行錯誤してきました。
今回もその一環として取り組んだのは従来の<音><絵>をプラスしたワークショップです。講師には再び
佐藤有介氏をお願いしました。
はじめに谷川俊太郎氏の「みみをすます」の中の一節をファミリーごとに選び、擬音に直してそれをメンバーで、体で表現する・・・(みんなの前で発表するのですが、これが非常に面白かった。)体験をしました。
そのあと、「よだかの星」のお話を聞いて、一人ひとりのイメージを“絵”にする。
どういう絵かといいますと、糊で溶いた絵の具を画用紙に流して、指や手のひらで、心の赴くままに画用紙を埋めていく。(面白い絵がたくさんできましたよ。)
・・・・ここまでがワークショップですが、テーマの表現に入ってからは
できた絵に自分で、擬音語のテーマをつける。(直感!)擬音語を元に聴覚(ドミソ班)の動きを考えていく・・・・・という流れでつながっていく仕掛けであります。

初日のプログラムは盛りだくさんで、夕食の後はお楽しみ“ユウスケ・コンサート”今回はギターがメインで、そのほかの楽器も加えた楽しいコンサートになりました。キャンプのテーマ曲でもあった
「星めぐりの歌」をジャズ風にアレンジした演奏もあり、次のプログラム「星の観察」に巧くつなげたわけですが、残念なことにどんより曇った空は星一つ見えず、川田先生の時間は部屋でのお話となりました。主に<宇宙について>の話でしたが、小学生にもわかるようにと配慮された楽しいお話でした。

さて、<音>や<絵>や<宇宙>にふれた子どもたちは「よだかの星」をどういう風に人体交響劇として表現できたのでしょうか?





各グループは正味1日で物語りの半分(2つのグループで、前半と後半に分けて表現)を仕上げたわけですが、あのはんぱない暑さで、これだけの発表ができたのは“奇跡”としか言いようがないという思いでいっぱいです。しかも全く経験のない小学生低学年の子どもたちが約1/3居たのですから、何かしら、宇宙から発せられる“音や色”をキャッチしていい発表ができたのではないかしらと思いました。

キャンパーの皆さん!コーディネーターのお二人さん!ファミリーキャップの皆さんお疲れ様でした~~~~!                     (佐藤記)  


Posted by 大分ものがたり文化の会 at 01:58Comments(2)